令和5年度全国予防医学技術研究会
第57回全国予防医学技術研究会 横浜市で開催
本会では、健診・検査技術の研鑽、精度向上等の集団検診技術の向上を目的として、毎年1回全国34支部が持ち回りで「全国予防医学技術研究会」を開催している。
令和5年度第57回全国予防医学技術研究会は本会と神奈川県支部(公益財団法人神奈川県予防医学協会 根本克幸理事長)との共催により令和6年3月7日、8日横浜市(関東学院大学 横浜・関内キャンパス)にて開催された。7日は開会式典、特別講演、シンポジウムなどを行った。今大会ではサブテーマに「予防医学における人材育成」を掲げ、健診機関における人材育成をテーマに意見交換を行った。
また、本会では初めてのランチョンセミナー(4会場)を実施したほか、特別企画として“検査説明コーナー”を設け、検診検査の実演などを行った。今年度は新型コロナウイルス感染症が感染法上の5類に移行されたことから4年ぶりに従来のスタイルでの開催となり、関係者総勢約300名が参加して熱のこもった意見交換が行われた。
大会式典では開催地、公益財団法人神奈川県予防医学協会 根本克幸理事長の挨拶の後、本会櫻林郁之介理事長が挨拶をした。その後第45回予防医学事業中央会学術賞(児玉賞)(鳥取県支部、鹿児島県支部)の表彰を行った。更に次期開催地、京都府支部(一般財団法人京都予防医学センター 松井道宣会長)の鈴木克洋 専務理事からの挨拶で式典を終了した。
その後は関東学院大学 小山嚴也学長の特別講演「不祥事防止のツボ」と健診機関における人材育成をテーマにしたシンポジウム「千葉県における胃内視鏡検診従事者教育」山口和也(公益財団法人ちば県民保健予防財団 診療部消化器担当部長 )、「ジェネラリスト育成にみる人材育成の本質的繙き」鈴木秀雄(磯子コスモス福祉会特別養護老人ホーム中原閻理事長)を行った。
7日、8日は3会場に分かれて77題の研究発表が行われ、最後は開催県の公益財団法人神奈川県予防医学協会の北見 護 専務理事・事務局長からの挨拶で閉会した。